mizzsugar’s blog

日々感じていることや学んだことを書きます。エンジニアリング以外にも書くかもしれません。

PyCon APAC 2023参加ログ

4年ぶりに現地参加しました! 

2023-apac.pycon.jp

1日目と2日目に参加しました。1日目は夕方からの参加でしたが、2日目は1日中いました。 久しぶりにお会いできた人、はじめましての人、よく会う人とお話して大変元気をもらいました!

1日目

会場についたのが夕方だったので、最後のトークだけ聞きました。その後、PyCampとPyLadiesの合同懇親会にお邪魔しました。

ModuleNotFoundErrorの傾向と対策:仕組みから学ぶImport

モジュール・パッケージの仕組みとModuleNotFoundErrorの対策についてでした。モジュールの話は初心者でもよくみるエラーだけれども、掘ればなかなか底が見えないでしょうから、15分にわかりやすくまとめていて関心しました。

特に P27のModuleNotFoundErrorのよくある原因とその対策の表は、重宝しそうです。ModuleNotFoundErrorに出くわすたびに見返したくなる良いページでした。 よくある原因5「同名のパッケージが存在する」は、命名規則をちゃんと決めてなくてかぶっちゃったとか、命名よく考えないで開発し続けたらこうなったとか根深そうなのでそこらへんの対策も考えないとなと思いました。

speakerdeck.com

PyCampとPyLadiesの合同懇親会

総勢29名の参加でした! 沼津のPyCampでTAしたので滑り込めました。 他の地域のはじめましての方や久々の方とワイワイできて楽しかったです! 料理もビールも美味しかったです!

pyconjp.connpass.com

2日目

怒号の久しぶりに会う人ラッシュでした。廊下、お菓子コーナー、After Partyに感謝! After Partyはじめましてラッシュでもありました。

Let's implement useless Python objects

Pythonで使えないオブジェクトを作ろう! 使えないオブジェクト自体は使えないけど、使えないオブジェクトを作る過程はPythonを理解するのに役に立つよ」という趣旨でした。 力強いトークと白熱した質疑応答で臨場感のあるオフラインカンファレンスらしい一時を過ごしました。

speakerdeck.com

Pythonアプリケーションのオブザーバビリティ強化

前半はObservabilityとは?という話、後半はOpenTelemetryとPython用のツール「opentelemetry-instrument」の紹介でした。

OpenTelemetryとは、トレース、メトリック、ログなどのテレメトリーデータの収集・管理をするツールやライブラリを開発するオープンソースのプロジェクトです。監視系ツールのSaaSAWSなどのマネージドツールの違いは、OpenTelemetryは計装方法やログの標準仕様を策定しているところです。共通の方法・フォーマットなのでダッシュボードツールなどのプラットフォームを容易に切り替えられるそうです。 その中でも、容易に使えるのがopentelemetry-instrumentです。セッションの中ではflask製のAPIに対してトレーシングしていましたが、もとのコードを編集することなく収集できるのは手軽で良いなと思いました。 また、JavaRubyなど他の言語でもOpenTelemetryの似たようなツールがあるのでPython以外でも役に立つ内容でした。

ご当地グルメマップを作ろう

静岡のPythonコミュニティの中心的存在、佐野さんのトークです。 PyCampのテキストを終えた方の次のステップとして、PyCampで学んだスクレイピングを使ってご当地グルメマップを作ろうという内容でした。 この手のチュートリアルは全体像を踏まえずともテキスト追えば動くものを作れてしまうので(良くも悪くも)、「データの流れを整理してからコードを書こう」という主張は次のステップとしてとても良いメッセージだなと思いました。

speakerdeck.com

After Party

オリジナルビール美味しかったです! 予想以上に本格的なクラフトビールで驚きました...! 販売してほしいです。

はじめましての方や久しぶりに会った方などいろんな方とお話できて楽しかったです。話に夢中であんまりご飯食べれなかったけれども、ビール2杯飲めたので満足です。 いろんなテーマで話して、覚えているだけでもこんな感じでした。

  • RとPythonの比較の話
  • Streamlit最近人気ですねという話
  • 機械学習系のPoC作るにはStreamlitかDjangoAWSやAzureなどのマネージドツールに全のせか
  • 本を書いた人の体験談
  • オフショアの話

などなど..

After Partyのあとは静岡組で2次会しました(写真忘れた)。これも楽しかったです!

締め

総じて楽しかったです! 移動や酒で疲れはありましたが、PyConハイで乗り切って元気に帰宅できました! 最近は仕事がマネジメント寄りなのでコード書いてなくて、前日まで「久々の人と会うの恥ずかしいな...」とか思っていたのですが皆さん暖かくて前日までの不安など、この締めを書くまで忘れていました笑 わかりやすいトークが多かったので話についていけて安心しました(でも引き続きキャッチアップは怠らず) あと、今の仕事ではコード書かないけど世の中に対する視野は広がった(良くも悪くも)のかなと思えた一面もありました。

来年も笑顔で会えるよう、気を改めて無理ない程度にアグレッシブに技術を楽しもうと思いました。