mizzsugar’s blog

日々感じていることや学んだことを書きます。エンジニアリング以外にも書くかもしれません。

【読書レビュー】ドラッカーさんに教わった IT技術者のための50の考える力

初投稿です。

読んだ本はこちらです。

 

https://www.amazon.co.jp/ドラッカーさんに教わった-IT技術者のための50の考える力-恒川-裕康/dp/4798047473/ref=pd_sim_14_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=7ZT9B29VK68Z03ZBJ0PJ

 

*読んだきっかけ*

IT技術者として、できることを増やしたいから。

成長するためには日々何をするのか決めるため。

 

*概要*

IT技術者は、「知的労働者」であるがゆえに、知識や技術や道具をどう使いこなすか

考える、判断する力が求められます。

この本は、考える力を日々の業務の中でいかに身につけるか、

ドラッガーの著書をIT技術者が実践しやすいようまとめてあります。

 

1章「基礎的な考え方を身につける」

IT技術者の武器である「考える力」を身につける意義と、それを身につけるために習慣つけるべきことをまとめた章。

ポイントはこんな感じかな、と。

・自分の軸を決める(どんな人と思われたいか。「○○といえば、誰々さんと言われたい」みたいな)

・自分に合った学び方をする(書く、見る、聞く、体験するとか。私の場合は、実際アプリ動かして内部とアプリの関連性を体験を通して納得するのと、学んだことを書いてアウトプットすることで腑に落ちさせるのが向いているっぽいです)

・何かを始める時は、最初にいつまでに何をするか具体的に書き留めておき、期待したことと実際の成果を照らし合わせる。うまくいっても行かなくても、その結果になった原因を3つ考える。3つなのは、3つ目はなかなか思いつかないため、今までにない視点を求められるから。

・原因はそれを事実ベースで説明できるくらいまで追究する。もちろん、改善策となる行動もそのくらい具体的に。それ言われて「何するの?」状態にならないくらい!

・感情、意見、事実を区別する。報連相する際は、感情→事実→意見の順だとわかりやすい。

例:「困りました(感情)。○○くんの仕事が遅れています(事実)。このままでは納期に間に合いそうにないので休日出勤する必要がありそうです(意見)。」

 

 

2章「成果を上げる思考力」

目標達成のための考え方を扱った章。大きく分けて、セルフモチベートとやることのブレイクダウンでした。

 

ポイントは・・・

・やりたい気持ちを大きくするために、その仕事で自分が得られる満足感は何か見つけること(達成感でもいいし、できることが増えたことによる自信でも、貢献欲求を満たすことでもなんでもいい)

・やるべき仕事の手順を作成→実行→うまくいったこと、いかなかったことを分析→無駄があればやらないことを決めるなど次の段取りを作成

を繰り返して能率を改善する

・仕事に楽しいことを取り入れ、周囲の人にも知ってもらう

 

 

 

3章「自分を伸ばす思考力」

スキルアップのための考え方を扱った章。

 強みを見つけ、伸ばすためにやることと、強みを活かせるような周囲の人との関係の築き方が主に書いてました。

 

ポイントは・・・ 

・日々自分の仕事でうまくいったこと、いかなかったことを振り返り、自分が得意なことや不得手なことは何か分析する。

・周囲の人に「あなたはこれが得意だよね」とか意見をもらうのもよし

・自分にも不得手なことや知らないことがあることを自覚し、逆にそれが得意な人や知っている人を尊重して協力してもらう

・人に教えることで自分の知識や技術を整理する

 

*学び*

 ・PDCAの「C」は具体的な事実になるまで原因追究すると、次に何をやるか明確に決めやすく、改善に繋がりやすい。例えば、「納期に遅れた」原因として「コーディング見直しを丁寧にしていなかった」だと次に繋がりにくい。

 

しかし、例えば、「プログラムを書いた後に〇〇ができるかどうかチェックする試験をしていなかった」だと次に起こすべきアクションも考えやすくなります。

「次回から〇〇の試験をするように、試験するリストに載せて検証した順にチェックするする」など具体的な行動が挙げやすくなり、改善もしやすくなります。

 

 

*仕事にどう活かすか*

 ・自分の意思を持ってどんな行動をとるか判断する。「言われたからやる」ではなく、「こういう風にしたいから、この仕事はこういう風にしよう」とか「こうなりたいから、こういう結果になるようにしよう」など

与えられた仕事に自分なりの意味づけや自分の理想にどうつながるかを

定義づける。言われたら、最長5分それを考える時間を取ります。

 

・個人的なことだけれど、自分の場合、「好きなこと != 仕事」「好きなこと != 得意なこと」であるが故にセルフモチベートに未だ苦戦中。しかし、「貢献に焦点を当てる」「強みを生かす」という本著に書いてあったことは、セルフモチベート問題の大きなヒントになった。誰のどんな問題を解決したいのか。そのために自分ができることは?

通勤時間の5分だけでも、日報書く時だけでもいいので、継続して問い続けて行こうと思います。